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音楽と精神の旅へ O.メシアン『聖体秘蹟の書』全曲を聴く [music]

10/4(土)この日は、ジョン・ギロック(Jon Gillock)氏による、オリヴィエ・メシアン『聖体秘蹟の書』全曲を聴くべく、所沢市民文化センターまで行ってきました。

この日は『聖体秘蹟の書』全曲で、全部で6回の J.ギロック氏のメシアン、オルガン作品全曲演奏会の最後のプログラムにあたります。

この全6回に渡るメシアンのオルガン・コンサートは以前から知っていて、ちょっと興味があったのですが、メシアンは難解というイメージがあったために、今まで保留してました。

でも、9月の武蔵野市国際オルガン・コンクールでメシアンの作品を聴き、メシアンのオルガン作品も良いなと思い、都合も付いたので行くことにしました。

しかも、このチケットは破格ともいえる値段でして、財団などから何らかの補助があるのかも知れませんが、メシアンの権威ともいえる方の演奏会がこんな安く聴けて良いの?と思ってしまいます。

会場で配られたプログラム・ノート、これがまた見事と言えるもので、作品の着想の源となった聖書の一節とともに、J.ギロック氏による解説が一曲ごとに丁寧に書かれてあって、これをもらうだけでも来た価値はあるというもです。

例えば、以下は第12曲の実体変化 (La Transsubstantiation)の解説の一部ですが、
ここに今、見、触れ、味わうところのみにては、これが主なることを認め難けれど;ただ耳に聞けるところによりて確信するなり。この真理の言葉にまさるまことは、世にあることなし。
聖トマス・アクィナス アドロ テより
異なった形、表面的なしるしの下に、すぐれた実体が隠れいましたもう
続唱 ラウダ シオンより
御聖体のパンとぶどう酒がイエスの御体と御血になるという信仰を、すべての人が理解するのは難しい。それゆえに、メシアンは複雑な音楽的手法でこの神秘を表現している。(中略)メシアンは、特にわかりにくく説明しにくいメッセージ(聖変化のような)を伝えるときに、しばしば鳥を使う(鳥は神の創造物であり、彼にとって一番の生まれながらの音楽家)(引用者注:ちなみに、メシアンは鳥類学も修めており、来日した際には軽井沢で鳥の声の採譜も行っている)。(後略)(23頁)

のような感じで、このプログラム・ノートのおかげで、全部で2時間を超えるマラソン演奏会にもかかわらず、途中で飽きてしまうなんてことはありませんでした。

全ての演奏が終り、観客の拍手に応える際に J.ギロック氏が客席に向かって楽譜を高々と掲げていたのが印象的でした。

この日の客の入りは少なかったですが、拍手は鳴り止まず。メシアン、オルガン作品の神髄、ここにあり、という感じでした。

前にあった5つの公演も行ってれば良かった...とちょっと後悔も。

使用オルガン(所沢市民文化センターMUSE アークホール)
リーガー製(オーストリア)、パイプ数5563本、75ストップ

ストップリスト所沢市民文化センターミューズより)


このコンサートの帰りは、花まきさんに教えていただいた蕎麦屋へ。途中、東村山で下車し向かいます。

「はや川」というお蕎麦屋。この日は風邪気味でしたのでお酒は飲まず(残念!)、穴子が入った天ぷら+せいろを注文。

美味しかったです。天ぷらもGood!

ここのお店には、私の好きな志太泉が置いてあったので、また機会があればここで飲んでみたいですね。

オリヴィエ・メシアン作品(iTunes Music Store) icon

メシアン:オルガン曲全集 第6巻 (2CD) [Import]

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  • アーティスト: Olivier Messiaen,Recorded Sound,Hans-Ola Ericsson
  • 出版社/メーカー: BIS
  • 発売日: 1992/01/01
  • メディア: CD



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