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ヒトラーなき、ヒトラーの時代を生きる

筑紫哲也『ニューヨークの休日』より 

 ヒトラーが目指した政治目的は失敗したが、そのために彼が唱道し、開発し、実行した宣伝の技術は、おそろしいほどに現在の宣伝広告になかに活きている。
 いま私たちは「ヒトラーなきヒトラーの時代」に生きている、といっても過言ではない。
 しかも、そのことに私たちがいかに無防備であるかを私たちは本書[佐野山寛太『透明大怪獣時代の広告』]によって知らされる。私がアメリカのテレビCFで頭痛を起こしてしまうように、私たちは知らず知らずのうちに、日々与えられているものに馴化してしまう動物である。

佐野山寛太氏の『透明大怪獣時代の広告』が書かれたのは80年代ですが、現在においても、私たちがいかに無防備であるか、皆さん、ご想像のつくところだと思います。


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銀鏡反応

私の記事へのトラックバックありがとうございます。
80年代でも現在でも、私たちが広告宣伝の中にヒトラーが編み出した手法がある事に対してきわめて無防備であることに変わりはないです。
これは佐野山氏もあとがきで言及されていることですが、そういう広告宣伝を鵜呑みにしないで、むしろ用心深くならなくてはいけないでしょう。
by 銀鏡反応 (2006-08-12 15:31) 

大使

銀鏡反応さん、コメントありがとうございます。
昨今の報道を見ていると、現代においてこの手法は、宣伝広告というより、むしろ権力者の為の権力装置(世論操作)に使われていると感じます。
どれだけの人が、この広告宣伝という手法を理解し、日々生活しているのでしょうか。残念ながら、きちんと理解している人は、少ないように思います。
by 大使 (2006-08-13 01:32) 

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